「新馬戦」(10日、東京)
名前は“秘密”でも才能は隠せない。近親に2冠馬
ドゥラメンテなど名馬がズラリと並ぶ
シークレットラン(牡、父
ダンカーク、美浦・田村)が、日曜東京5R(芝1800メートル)で初陣を迎える。「馬体は細いが、一日7升食べているし、エネルギーを蓄えられている。ウチの厩舎の基準を十分クリアしていますよ」と田村師は胸を張った。
4月に入厩してから順調に乗り込まれ、6日の美浦坂路で4F55秒0-13秒5をマーク。高木助手は「ス
トライドが大きく、切れ味というよりも長く脚を使うタイプ。馬体の見栄えが非常に良く、乗り味もいい」と好感触を伝える。
輸入種牡馬の父
ダンカークは、内国産としては今年が初年度となる。仕上げ人は「ダート色の強い血統ですが、(芝G1・2勝の)
エアグルーヴなどがいる母系ですからね。2歳の時期なら能力でカバーできるのでは」と芝路線に照準を定めた。血統を含め、将来性は十分。そのデビュー戦に注目が集まる。
提供:デイリースポーツ