「
宝塚記念・G1」(24日、阪神)
連覇を狙う
サトノクラウンは20日、美浦Wで先週に続く3頭併せ。先行した
リリーバレロ(3歳未出走)を1馬身前に、1馬身後ろに
アヴィオール(3歳500万下)を従えてスタートした。一杯にたたき出された先週とは違い、楽な感じで末脚を伸ばすと、内
アヴィオールに1馬身先着、外
リリーバレロには馬体を並べてフィニッシュした。
5F68秒5-38秒9-12秒8に、2週連続で手綱を取った
石橋脩は「先週しっかりやっているので、きょうはどう変わったのか確認したかった。いい動きでしたね」とホッとした表情を浮かべた。
「正直、一進一退の状況で調整の難しさがあった」と堀師は打ち明ける。昨年は
大阪杯から挑んで初の国内
ビッグタイトルをつかんだが、今年はドバイ遠征からの帰国初戦。特別登録(10日)直前でようやく、出走への
ゴーサインが出た。
1週前リハ後には疲れが出て、先週末に予定した軽めの調整を省いた。ただ、そのかいもあって「今週になってグンと上向いてきた。トータル的な心拍数とかは昨年の
宝塚記念には落ちるが、(2着した昨秋の)天皇賞とは同等の感じ。こちらの思いに馬が応えてくれている」と昨年覇者の頑張りに感謝する。
決して“絶好調”とはいかないが、そこは関東が誇る敏腕トレーナー。出走を決断した以上、恥ずかしいレースはしないはず。「昨年はゲートインまで、いい状態で持って行けたのが勝因のひとつだと思っている。今年も当日、いかにいい状態で持って行けるか」。最後の仕上げが連覇の成否を左右しそうだ。
提供:デイリースポーツ