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【ラジオN賞】フィエールマン仕上がり不安なし 力強いフットワークで5F68秒7

デイリースポーツ
  • 2018年06月28日(木) 06時00分
 「ラジオNIKKEI賞・G3」(7月1日、福島)

 デビューから2連勝で重賞に初挑戦するフィエールマンは27日、美浦Wでの単走追いで、順調な仕上がりをアピール。中間はゲート練習も重ねており、スムーズなレース運びから初タイトル奪取を狙う。5度目の重賞チャレンジとなるケイティクレバーは、栗東CWで抜群の動きを披露。杉山厩舎への転厩初戦となるが、歴戦のキャリアを生かして重賞ゲットを目指す。

 午前5時の開門と同時に姿を見せたフィエールマンは、石橋脩が乗って角馬場でじっくり体をほぐしてから美浦Wへ。ゆったりとしたペースから徐々にスピードを上げると、ラストは力強いフットワークでチップを蹴り上げ、5F68秒7-39秒2-12秒8でフィニッシュした。最後まで馬なりと、ややソフトな内容だったが、気配の良さをアピールするには十分だった。

 「先週にやっているし、福島までとはいえ前日の長距離輸送も初めて。動きはまあまあだったし、大丈夫でしょう」と手塚師。1週前の20日には、同じく出走するロードライトと美浦Wで併せ馬を行い、5F66秒1をマークして2馬身先着。仕上がりに関して不安はない様子だ。

 さらに、出遅れた前走の反省を踏まえ、ゲート練習も入念に行ってきた。「繊細なタイプなので、ゲート練習で少し神経質になっている。馬体重(前走486キロ)は少し減ると思う」と指揮官は語るが、余力たっぷりにデビュー2連勝を決めた素質馬の成長力には、確かな手応えをつかんでいる。

 前走時の追い切りでは、皐月賞(13着)に出走したマイネルファンロンと併せ馬を行い、互角以上の走りを披露。重賞級の能力をアピールしてみせた。無敗のままタイトルをつかめば、秋はさらなる大舞台での飛躍が期待される。遅れてきたディープインパクト産駒の大物が、みちのく福島の開幕週で衝撃のパフォーマンスを披露する。

提供:デイリースポーツ

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