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オブライエン厩舎所属のマーチャントネイヴィー、G1ジュライCには出走せず引退へ

  • 2018年07月02日(月) 11時40分
 ロイヤルアスコット最終日(6月23日)のG1ダイヤモンドジュビリーS(芝6F)を制したマーチャントネイヴィー(牡3、父ファストネットロック)の、現役引退が決まった。同馬を所有するクールモアスタッドが、29日に発表したものだ。

 マーチャントネイヴィーは豪州産馬。G3スウィートエンブレイスS(芝6F)勝ち馬リーガリーベイの8番仔で、G1クールモアスタッドS(芝6F)2着馬ジョリーベイの全弟にあたる。

 17年2月にキアロン・メイハー厩舎からデビュー。4連勝の快進撃を見せて、17年9月にコーフィールド競馬場で行われたG3HDFマクニールS(芝6F)で重賞初制覇を果している。
  
 その後連勝は止まったものの、17年11月にフレミントン競馬場で行われたG1クールモアスタッドS(芝6F)を制し。G1初制覇を達成。その後、クールモアスタッドが同馬を買収していた。

 今年から愛国のエイダン・オブライエン厩舎の所属馬となったマーチャントネイヴィーは、5月26日にカラ競馬場で行われたG2グリーンランズS(芝6F)で欧州デビューを果たし、ここを見事に制して3度目の重賞制覇を達成。続いて出走した6月23日のG1ダイヤモンドジュビリーSでも、仏国からの遠征馬シティライト(牡4、父シューニ)との接戦に短頭差競り勝ち、2度目のG1制覇を飾っていた。

 マーチャントネイヴィーは、南半球における18年の繁殖シーズンから、クールモアが豪州のニューサウスウェールズに持つ拠点で種牡馬入りすることが決まっており、G1ダイヤモンドジュビリーSが現役最後の一戦とされていた。ところが、欧州に来てからの2戦が鮮やかだったことから、帰国を2週間ほど伸ばし、7月14日にニューマーケット競馬場で行われるG1ジュライC(芝6F)に参戦するプランが、G1ダイヤモンドジュビリーS後に浮上していた。

 しかし、関係者が協議の末、G1ジュライCには出走せず、当初の予定通り7月14日の便で帰国することになったものだ。初年度の種付け料は5万5千豪ドル(約457万円)と発表されており、既に多くの種付け申し込みが寄せられている。

(文:合田直弘)

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