「
七夕賞・G3」(8日、福島)
6歳の夏、6度目の重賞挑戦となる
マイネルサージュが、得意の舞台でタイトル奪取に燃えている。
過去5回はワンランク上のG2に挑戦し、厚い壁にはね返されてきた。しかし、今回は違う。これまで福島コースでは〈1・2・0・0〉とオール連対。最も力を発揮できる舞台で、今回はG3への参戦。陣営の意気込みも自然と熱くなってくる。
仕上げにも抜かりはない。6月7日に放牧先から帰厩。「ここを目標にして予定を組んできた」と鹿戸師。レースまで1カ月という十分な時間を取って、調整を進めてきた。
美浦Wで行われた1週前追い切りでは、
ポンテファブリチオ(5歳500万下)を3馬身追走。内に入った直線では、滑らかなフォームで併入に持ち込んだ。指揮官は「問題なく調整をしてきて、どんどん良化している」と納得の表情だった。
オープン入りした昨年は7戦して未勝利に終わったが、今年1月の
白富士S3着後、放牧に出たのが転機となった。「東京でいい競馬をして、その後に放牧へ出したのが良かったね」とうなずく。復帰戦の
中山記念こそ9着に敗れたが、続く前走の
福島民報杯では直線一気の末脚で快勝。
6歳にして迎えた充実期。待望のタイトル奪取で、さらなる高みを目指す戦いが幕を開ける。
提供:デイリースポーツ