「
七夕賞・G3」(8日、福島)
7着に終わった
マーメイドSから中3週。リベンジに燃える
キンショーユキヒメが4日、栗東CWでグレーの馬体を躍動させた。
1週前に同CWで6F78秒7と攻めたことで、前半はゆったりとしたラップで入り、ラスト1Fに軸足を置いた内容。その意図を明確に読み取って、上がりをシャープにまとめた。単走で6F82秒9-37秒1-11秒5を計時。鋭い脚さばきで、しっかりと加速しながら
フィニッシュラインを貫いた。
「前走は(右前を)落鉄するなど、消化不良に終わりましたが、ダメージはないし、変わらずいい状態で臨めると思います」。仕上げの過程で、長谷川助手は反応の良さを確認できた、と話す。
中村師も「先週ビッシリやっているので予定通り。しまいは切れましたね」と満足そう。「前回は仕掛けるのが遅くなって外にも出せず。この馬の競馬ができませんでした。暑さも問題ないし、いい状態を保っているので」と期待感をにじませた。
2走前の福島牝馬Sを制しているように、当地の適性は高い。牡馬相手のハンデ戦でも機動力を発揮できる状況。再び福島にかじを切り、逆転の構図を描く。
提供:デイリースポーツ