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【スパーキングLCレース後コメント】 リエノテソーロ吉田隼人騎手ら

ラジオNIKKEI
  • 2018年07月05日(木) 21時20分
 良馬場の川崎競馬場で行われた牝馬のダートグレード競走=第22回スパーキングレディーカップ(JpnIII・1600m・出走13頭)は、道中2番手を追走した3番人気のリエノテソーロが3コーナーで先頭に立つと、そのまま押し切って一昨年12月の全日本2歳優駿(JpnI)以来の勝利を飾った。勝ちタイムは1分40秒8。

 リエノテソーロの直後で運んでいた1番人気オウケンビリーヴが追いすがったものの1/2馬身及ばず2着、さらに1馬身1/2差で3着に4番人気ラビットランが入り、4着ワンミリオンスまでJRA勢が上位を独占した。地方馬ではブランシェクール(大井)の5着が最高、前走で重賞しらさぎ賞を勝って挑んだ地元川崎のラーゴブルーは6着だった。

 勝ったリエノテソーロ父Speightstown母Akilinaという血統。アメリカ産の4歳牝馬でJRA美浦・武井亮調教師の管理馬。デビューから無傷の4連勝で全日本2歳優駿を制した後はNHKマイルカップで2着という実績も残していたが、全日本2歳優駿以来の川崎コースでおよそ1年7か月ぶりの勝利を掴み取った。通算成績は14戦5勝(うち地方4戦3勝)、重賞は3勝目。

★レース後の関係者のコメント
1着 リエノテソーロ
(吉田隼人騎手)
「ホッとしました。ハナに行こうと思っていましたが、久々のダートのせいか、いつものロケットスタートではなかったです。(その後の)二の脚が速かったので、いいポジションが取れました。後ろの有力馬の脚を気にしながらでしたが、しのいでくれと思っていました。3、4コーナーでリードを保てていたので、よし行けると思いました。入れ込みが激しい馬ですが、しっかりと調教してくれました。全日本2歳優駿を勝った時から、成長が早くて良いセンスをしていました。古馬相手でも結果が出せて良かったです」

(武井亮調教師)
「能力のある馬ですが、ここまで結果を出してあげられず苦しかったので、嬉しいです。敗因を分析して、他からのプレッシャーに弱く、結果を出し切れないのだと思いました。今回は調教からそういう状況を用意して臨みました。ナイターが合うのか、地下馬道がないことが合うのか、いいメンタルで出走できました。騎手と話して、楽に先手が取れるだろうと思っていましたが、1歩目をうまく出られませんでした。それでもいいポジションが取れました。 外から被されるのに弱く、3コーナーでまずい展開になったなと思いましたが、凌ぎ切ってくれました。今後は決めていませんが、JBCレディスクラシックを目標にすると思います」

4着 ワンミリオンス(福永祐一騎手)
「スタートをうまく出せませんでした。前目で流れに乗りたかったです。コーナーが急なので差を詰められませんでした。直線では差を詰めているのですが...」

(取材:山本直)

ラジオNIKKEI

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