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競馬界に衝撃!角居師、酒気帯び運転で逮捕 所属馬は転厩処置で出走へ

デイリースポーツ
  • 2018年07月07日(土) 05時00分
 競馬界に衝撃が走った。JRAの角居勝彦調教師(54)=栗東=が6日午前0時50分、酒気帯び運転容疑で滋賀県草津署に逮捕された。名牝ウオッカなどを手掛けた同調教師は11年から13年まで3年連続でJRA最多勝利調教師賞を獲得し、同重賞74勝を数える日本を代表する名トレーナー。今年1月には2021年で調教師を引退し、厩舎を解散することを表明している。

 日本を代表する名伯楽が逮捕された。滋賀県草津署によると、6日午前0時5分ごろ同県草津市西渋川1丁目の信号のない交差点で、角居師が運転する車とワンボックスカーが出合い頭に衝突。けが人はなかったが、事故の届け出を受けた署員が同師の息が酒臭いことに気付き、検査したところ、基準値0・15ミリグラムを超える1リットル中0・18ミリグラムのアルコールが検出され、午前0時50分に道路交通法違反容疑(酒気帯び運転)で現行犯逮捕された。本人は飲酒の事実を認めているという。

 同署による取り調べ後、任意捜査に切り替えられ、6日午後に角居師は釈放された。JRAは裁定委員会の議定があるまで、同師による馬の調教を停止。厩舎所属馬は、全て栗東の中竹和也厩舎に転厩の処置が取られ、今週末のレースに出走する6頭も同厩舎所属馬としてレースを走る。

 角居師は11〜13年まで3年連続でJRA賞最多勝利調教師、05、08、10、13、14年に同賞最多賞金獲得調教師に輝き、JRA重賞は74勝。ウオッカで64年ぶりの牝馬によるダービー制覇(07年)、ヴィクトワールピサで11年ドバイワールドカップの日本馬初制覇など、中央、地方、海外のG1通算35勝は現役最多を誇る。国内外でその手腕を発揮し、多くの活躍馬を育て上げただけではなく、引退馬のセカンドライフや、障がい者乗馬を支援する団体の普及や活動などにも尽力していた。

 裁定委員会を経て、JRAからは重い処分が下されることが予想される。今年1月には実家の天理教を継ぐため21年で調教師を引退し、厩舎を解散することを表明している角居師。今回の不祥事で、その身の処し方に注目が集まる。

提供:デイリースポーツ

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