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【セレクトセール2018】1億超え23頭! 売上も96億円超の史上最高額/1歳セッション

  • 2018年07月09日(月) 18時58分
 2日間にわたって開催される「セレクトセール2018」が9日、北海道苫小牧のノーザンホースパークで開幕した。

 1歳馬セッションとなるこの日は233頭が上場され、211頭が落札。売上は96億7450万円(以下、金額は全て税抜で表記)で、過去最高を記録した昨年(86億3450万円)を大きく上回る史上最高額となった。落札率は90.6%、1頭平均は4585万円だった。

 1億円を超える高額落札馬は23頭(うち2億超え4頭)と、こちらも昨年の15頭を大きく上回った。その中でも最高落札額となったのが「キングスローズの2017」(牡、父ディープインパクト)。「ダノン」の冠名で知られる(株)ダノックスが2億5000万円で落札した。全兄に今年のエプソムCを制したサトノアーサーがいる血統で、ロードカナロア産駒の半兄も昨年の1歳セッションにて1億8000万円で落札されている。

 2番目の高額馬は「ミスセレンディピティの2017」(牡、父キングカメハメハ)。冠名「ホウオウ」の小笹芳央氏が2億4000万円で落札した。母ミスセレンディピティはアルゼンチン、アメリカでGIを制覇。全姉に現2歳(デビュー前)のミッキーセレンディがいる。

 3番目は「ライフフォーセールの2017」(牡、父ハーツクライ)で、「アドマイヤ」の冠名でおなじみの近藤利一氏が2億3000万円で落札。また、牝馬最高額は「ワイルドラズベリーの2017」(牝、父キングカメハメハ)の1億3500万円だった。

 2015年に37年ぶりの米3冠を達成したアメリカンファラオの初年度産駒にも大きな注目が集まった。「クリスプの2017」(牡、父American Pharoah)は、母クリスプも米GI・サンタアニタオークスの勝ち馬という良血馬で、1億8000万円で(株)ダノックスが落札。

 その他では、早くも新馬戦を3勝している新種牡馬ジャスタウェイの産駒「マリアロワイヤルの2017」(牡、父ジャスタウェイ)が1億2500万円、初年度から牝馬2冠馬を送り出したロードカナロアの産駒「キャレモンショコラの2017」(牡、父ロードカナロア)が6800万円で落札されている。

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