「
函館記念・G3」(15日、函館)
池添謙一騎手(38)=栗東・フリー=が、父・兼雄師が管理する
ナイトオブナイツとのコンビで
函館記念初Vを目指す。自身は目下、函館リーディングを快走中。伝統の一戦を制し、さらに勢いづきたいところだ。
池添が快調に白星を積み重ねている。今年の函館はここまで7日間に参戦し、
セイウンコウセイでの
函館スプリントS勝ちを含めて10勝をマーク。現在、同地のリーディングに立っている。しかもG3勝ちに加え、
TVh賞、
巴賞と3つのメインレースを勝っているのだから中身も濃い。
函館記念では、父が管理する
ナイトオブナイツでタイトル奪取に挑む。父とのコンビで獲得した重賞タイトルは、これまでに10個。函館では未勝利だが、昨年の
函館記念では、7番人気の
ヤマカツライデンで3着と奮闘している。
ナイトオブナイツは前哨戦の
巴賞を快勝しての登場。その前走は武器とする一瞬の脚を引き出す好騎乗も光った。「前走の内容が良かったし、いいレースができました。力のいる洋芝は合うんでしょうね」と池添。連勝でのVへ、大きな期待を込めての参戦だ。
コンビを組んで、過去4勝を挙げている。それだけに長所も短所も知り尽くしており、「
巴賞は休み明けということもあったか、テンションが高かった。それだけに1Fの距離延長がポイント。折り合いをつけてロスなく立ち回れれば」と冷静に分析する。
自身にとっても、
函館記念はこれまで10回騎乗して、まだ連対していない。3着が6回と悔しい思いをしている。「毎年いい馬に乗せてもらっているだけに、結果を残したいですね。函館の環境は自分自身にも合っているし、競馬も乗りがいがある」と意気込む。
強い気持ちで
函館記念初Vへ。それは16年以来、2回目の函館リーディングの座に直結する。
提供:デイリースポーツ