オーストラリアのニューサウスウェールズ州で余生を送っていた
ナチュラリズムが12日、29歳で死亡した。現地「Racing.com」が伝えた。
同馬は
父パレスミュージック、
母Zephyr Souba、
その父Zephyr Bayという血統で、ニュージーランド生まれ。1991年にオーストラリアのL.
フリードマン厩舎からデビュー。翌年のローズヒルギニー(芝2000m)でG1を初制覇し、続くAJCダービー(G1・芝2400m)も制し二冠に輝いた。この年、超豪華メンバーとなった
ジャパンC(GI・芝2400m)にも参戦のため来日し、
トウカイテイオーとの叩き合いの末、2着となった。
1993年にはコーフィールドS(G1・芝2000m)を勝利し、G1・3勝目。その後は2年連続で
ジャパンCに出走したが、この年は
レガシーワールドの9着となり、これが現役生活最後のレースとなった。通算34戦12勝。種牡馬としてはG1ホースの父とはなれなかったが、産駒に
ナチュラルデス
ティニーなどの重賞勝ち馬がいる。