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高橋文師 メジロドーベルの最後の子との縁に身震い

デイリースポーツ
  • 2018年07月19日(木) 07時30分
 98、99年エリザベス女王杯連覇など5つのG1(全て牝馬限定)を制した名牝メジロドーベル(24歳)が、22日に函館競馬場でファンにお披露目される。

 繁殖馬としては、これまでに10頭の子を産んで7頭が競走馬になった。現役ではホウオウドリーム(牡4歳、栗東・矢作)が4勝を挙げて中長距離路線で活躍しているが、まだ重賞ウイナーは誕生していない。既に繁殖生活は引退しており、その最後の子となるのがドリームの全弟となるピンシェル(牡2歳、父ルーラーシップ、美浦・高橋文)だ。

 高橋文師はかつて、ドーベルと入れ替わるように、00年に美浦・大久保洋吉厩舎(ドーベルを管理し、15年に定年解散)の厩務員となった経緯がある。「(預託に)縁を感じます。最初にお話を頂いた時は身震いがしました」と話し、510キロ台の大型馬に、「さすがにいいモノがあります。楽しみな馬ですよ」とほほ笑む。

 既にゲート試験も合格。「順調に来ていますが、暑くなってきたので、これでいったん放牧に出します。間違いなくクラシックに乗れる馬です」と目を細めると、「将来はウチの看板馬になってほしい。それだけの馬ですから」とキッパリ。その日が待ち遠しい。(デイリースポーツ・村上英明)

提供:デイリースポーツ

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