今週日曜日の福島メーンレースの福島テレビオープン(OP・芝1800m)に美浦から出走する注目馬について、追い切り後の関係者のコメント。

■テオドール(牡5・美浦・国枝栄)について、国枝調教師。
「以前に比べるとコントロールはしやすくなっていますが、左にモタれる馬なので、そのあたりをうまくジョッキーがコントロールして最後の脚を使ってほしいですね。中間も元気一杯なので、あとは小回りコースに対応できるかが鍵になるでしょう。ただペースは流れるでしょうし、レースはその分しやすくなると思います」

■ライジングリーズン(牝4・美浦・奥村武)について、小西調教助手。
「今週(7/18)の追い切りでも最後の反応は良くて、休み明けを感じさせない動きでした。前走(紫苑S・GIII・5着)後は裂蹄で放牧に出て休養が長くなりましたが、以前よりもトモの感じが良くなり、成長して戻ってきました。ブランクが実践でどう出るかですけど、休み明け初戦としては良い仕上がりだと思います」

■ゲッカコウ(牝5・美浦・高橋義博)について、高橋調教師。
「近走を見ると3コーナーまでは自分の形で来ているのですが、そこからが今ひとつです。昨夏は頑張ってくれていたのですが、ここ最近の競馬を見ると何とも言えないですね。ただ中間はやることはやってきていますし、変わりなく来ています。あとは最後までしっかりと走ってくれればと思います」

■ミュゼエイリアン(セン6・美浦・黒岩陽一)について、黒岩調教師。
「2走前(ダービー卿CT・GIII・16着)後の回復が早かったこともあり、前走(メイS・OP・12着)を使ったのですが、それによって中間は楽に調整ができました。1800mの距離が鍵になりそうですが、逃げなくても競馬ができますし、折り合いもつく馬なので問題ないでしょう。脚元の関係もあって坂路中心に調整してますが、仕上がりも良いですね。福島最終週で時計がかかる馬場も良いですし、巻き返しは可能だと思います」

■ショウナンバッハ(牡7・美浦・上原博之)について、上原調教師。
「前走(福島民報杯・OP・10着)後は放牧に出て、戻ってきてからも順調に乗り込んでいます。前走は出遅れたこともありますし、良馬場と発表されていましたが馬場が緩かったことも影響したのかもしれないですね。今週(7/18)も良い時計でしたし、追い切りは相変わらず動きます。あとは終いの脚が生きる展開になってほしいですね」

■ダイワリベラル(牡7・美浦・菊沢隆徳)について、菊沢調教師。
「暑い日続きですが、例年のこの時期よりは状態がよいですね。今週(7/18)の坂路での追い切りも及第点の動きでした。福島は合いますし、走るという気持ちが戻ってほしいです」

(取材・文：佐々木祥恵)