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【函館2歳S】ホールドユアハンド初芝も問題なし 田中博師、重賞初挑戦Vへ

デイリースポーツ
  • 2018年07月20日(金) 07時30分
 「函館2歳S・G3」(22日、函館)

 初芝でも期待は高まるばかりだ。ホールドユアハンドが函館Wで力強い脚さばきを披露。僚馬にきっちりと先着を決め、上々の気配を伝えた。田中博師は今回が重賞初挑戦。14勝で函館リーディング首位に立つルメールとのタッグで、見事にタイトル奪取を果たすか。

 厩舎開業後初の重賞挑戦にも気負いはなかった。ホールドユアハンドフォーハンドレッド(4歳500万下)と19日、函館Wで併せ馬。田中博師が騎乗して角馬場で丹念に体をほぐすと、仕上げの手綱は騎手時代の同期・北村友に託した。

 僚馬を4馬身後方から追走し、3角過ぎから差を詰めると直線は内へ。シャープに伸びて、5F69秒8-39秒4-12秒7で1馬身先着を決めた。鞍上は「前に馬を置いて反応を見る感じ。感触、雰囲気は良かった」と好感触をアピールした。見届けた師も「動きとしては良かった」と納得の表情だ。トレーナー自らが追い切ることもできたが、「友一は引き出しも多いし、どういう感想を持つのか知りたかった」と意図を説明した。

 レース本番でバトンを受け取るのはルメール。師が騎手時代の11年、フランスに長期滞在した際に「よく家に木馬に乗りに行かせてもらっていた」という間柄で親交が深い。当のルメールも「仲良しだし、彼はすごくいい調教師になると思う。もちろん(重賞タイトルを)プレゼントしたい」と力が入る。

 ホールドユアハンドにとって芝は初めてだが、師は「重苦しいダート馬じゃなく、軽さもある。カバーしてほしい」と期待する。「重賞は最初の目標。特に普段と変わりはないですが、結果を出せればいいですね」。函館リーディング首位の名手と若き指揮官のタッグで、夏の函館のフィナーレを飾る。

提供:デイリースポーツ

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