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【中京記念予想】V候補を浮かび上がらせる“3つの傾向” 人気落ちで狙い目の馬は?

  • 2018年07月20日(金) 19時05分
 先週行われた函館記念は1番人気の連敗が「12」に伸びてしまったが、中京記念も夏開催のマイル戦になった12年以降は6連敗中。シーズン端境期で安田記念上位組の出走自体が少なく、過去6年間の1番人気で最もオッズが低かったのは2016年ダッシングブレイズ(10着)の単勝3.5倍。2012年のダノンヨーヨー(7着=同5.3倍)、2014年のフラガラッハ(10着=同5.3倍)など、1番人気とはいっても実際のところは人気割れで信頼度は低かった。仮に今年、単勝1〜2倍台の馬がいれば買ってもいいかもしれないと思っていたが、どうやら今年も人気割れとなりそうだ。

◆「ローテーション・ハンデ・年齢」に顕著な傾向

 このようなレースは、現条件となった2012年以降の傾向に従うのが得策か。ベタでも夏競馬は格より調子。まず、この6年間の優勝馬は「すべて5月以降に出走、うち6月に使った馬が5頭」と、あまり間隔を空けていない馬が勝利しているというのがまず挙げられる。4月のマイラーズC以来となるガリバルディロジクライにはやや好ましくないデータだ。

 次にハンデという面から見ると、軽ハンデ馬が意外に活躍していないということも挙げられる。優勝馬のべ6頭のうち5頭が「ハンデ57kg以上の馬」だった。唯一の例外であるガリバルディが勝った2016年は、57kg以上を背負っていたのはスマートオリオンただ1頭だった。

 最後に年齢による傾向だ。5歳と6歳で連覇したフラガラッハなど、現条件の中京記念の優勝馬は「5歳か6歳のみ」に限られている。特に5歳馬はここ3年連続で勝利しており、昨年は該当馬が非常に多かったこともあるが、人気薄馬も含め1〜7着まで5歳馬で埋まった。

 以上の、過去6回とは言え顕著な傾向が出ているデータを見ると、今年のV候補が浮かび上がる。まず、ブラックムーン。6月の安田記念(16着)は4コーナーでも後方、流れに乗れずに終わったが、6歳で57.5キロ。Vゾーンに入っている。昨年の中京記念の3着馬で、前走着順が嫌われて人気下降なら狙い目の1頭だ。

 もう1頭、こちらは好走例が少ないとした軽ハンデ馬だが、5月のヴィクトリアマイルから臨む5歳牝馬のワントゥワン。次週に牝馬限定の重賞・クイーンSがあるため、過去6年で牝馬の出走自体がのべ14頭(牡馬セン馬=82頭)と少ないが、12年の2着ショウリュウムーン(54キロ=6番人気)、15年の2着アルマディヴァン(52キロ=13番人気)など、その中から牝馬の連対例もある。「夏に強い牝馬」の金言もあり、人気にはなると思うが、狙って損はない。(スポーツニッポン・小田哲也記者)
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