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【エルムS】近年は1番人気が不振、注目はあの馬/JRAレース展望

  • 2018年08月08日(水) 06時00分
 JRAの古馬混合戦としては、夏場に行われる唯一のダート中距離重賞。歴代の勝ち馬には、アドマイヤドンローマンレジェンドといったチャンピオンの名前も見られる。しかし、レースの施行時期が繰り上げられたことにともなって、秋のGI戦線を見据えるようなトップクラスの参戦は減少傾向にある。札幌開催の前半に行われるようになった近4年は、1番人気が[0-1-1-2]と未勝利。人気馬の信頼度が目に見えて低下している。

1.4、5歳馬が強い

 過去10年(新潟・函館開催を含む)で4歳馬が5勝していて、勝率23.8%・連対率28.6%。これに続くのが4勝している5歳馬の12.5%・21.9%で、勝っているのはほぼこの2世代だけである。6歳以上での勝ち馬は、東京大賞典勝ちの実績があって断然の格上だったローマンレジェンド(2回め)のみ。

2.北海道ダートOPの延長戦ではない

 大沼SマリーンSなど、函館開催で行われるオープン特別から臨む馬が多数を占めるメンバー構成になるが、最近5年間で「前走北海道のオープン特別組」は2連対。昨年1番人気2着のテイエムジンソクと、2015年2番人気1着のジェベルムーサの2頭だけだ。

3.スピードが必要

 過去10年のうち札幌で行われた8回で、逃げ・先行脚質の馬が6勝して2着8回。後方からレースを進めた馬で連対したのは、2015年の勝ち馬ジェベルムーサと2011年の勝ち馬ランフォルセの2頭だけである。1コーナーまでの距離が短いコースレイアウトの上、フルゲートが少ないので先行争いも落ち着きやすい。先行スピードに優れた馬が確実にアドバンテージを持つ。


 ここはアンジュデジールに注目したい。牡馬混合戦での実績はないが、前走のマリーンCで2着に降したクイーンマンボは、続く平安Sで2着している実力馬である。これを相手に最後は手綱を緩める余裕があった。4歳を迎えて着実にパワーアップしており、現状の充実ぶりなら牡馬相手でも通用の余地がある。

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