8月12日(日)に新潟競馬場で行われる
関屋記念に出走を予定している
ショウナンアンセム(牡5歳、美浦・
田中剛厩舎)について、
田中剛調教師のコメントは以下の通り。
(ここ5戦で3勝2着2回ですが、好成績の要因は?)
「スタートをしっかり出るようになり、馬の気分に合わせた競馬ができるようになったことが大きいです。元々背中と腰が強くなかったのですが、競馬を使いながら力をつけてきて、坂路調教の回数を増やすなど試行錯誤したところ、うまくスタートを切れるようになりました」
(精神面でも変わってきましたか?)
「これまではスタートで出負けして、前の馬を追いかけて行きたいのに行けないというチグハグな競馬になっていましたが、うまくスタートを出られるようになったことで、そういった部分もなくなりました」
(中6週の様子は?)
「前走後に心身ともにリフレッシュをかねて放牧させました。この馬自身、オンとオフを大分つけられるようになってきたかなと感じます」
(一週前追い切りには田中調教師が騎乗されたということですね)
「4コーナーで左手前にスイッチできるかという点がポイントでしたが、しっかり手前を替えてくれて、そのあとの馬のレスポンスも良かったです」
(今朝は田辺騎手が騎乗しましたが、今日もそのような指示だったのでしょうか?)
「ジョッキーには、キャンターで走り始める時の感触を確かめ、4コーナーで手前を替える、そしてしまいも追って欲しいと伝えていました。ジョッキーからは、その通りに全く不安なくできて良かったです、という言葉をいただけました。非常に良い感じできていますね」
(初めての重賞ですが、相手関係はいかがでしょう?)
「胸を借りる形になりますが、
ショウナンアンセムは気が強い馬なので、強い相手でもはね返してくれるのではないかと期待しています」
(新潟芝1600mという舞台について)
「東京とそこまで変わりないですし、直線に坂がない分、東京コースより競馬がしやすいのではと考えています」
(現時点でレースのイメージはありますか?)
「うまくスタートを決めることがまずポイントですが、ここのところだいぶ安定してきています。また、田辺騎手にも乗ってもらってこの馬の感触を掴んでもらえたので、あとはこの馬の気持ちで走らせて欲しいと思います」
(ファンへ向けて)
「
ショウナンアンセムは初めての重賞挑戦ですが厩舎一丸となって頑張っていますので、応援よろしくお願いいたします」
(取材:小屋敷彰吾)
ラジオNIKKEI