“大井の帝王”がついに地方ジョッキーの最高峰に立った。
的場文男騎手(61)=大井・フリー=は12日、大井競馬5Rを
シルヴェーヌで勝ち、4万567回目の騎乗で通算7152勝目をマーク。佐々木竹見元騎手(76)と並んでいた
地方競馬最多勝記録を更新した。
鉄人がうなった。佐々木竹見さんは、的場文の記録更新を手放しで絶賛した。「すごいよ、大したもんだよ。褒めてあげたいね」と金字塔を打ち立てたことを祝福した。
自身の記録を超えられたことには「破られない方がいいんだろうけど、そうはいかない。『記録は破るためにある』って言うでしょう。新記録をつくった的場君は大したもんだよ」と後輩の偉業達成をたたえた。
的場文は60歳を過ぎても、今なお第一線で活躍している。その勇姿に佐々木さんは「これだけ乗れるってことは、節制しているだろうし、体も丈夫なんだろう。この商売は丈夫でなければ」と目を細める。「勝利を積み重ねてきたことを褒めてあげたい。大したもんだ、うん」としきりに感心していた。
提供:デイリースポーツ