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【札幌記念】マカヒキ復活へ“スイッチ”入った 9カ月ぶり出走へ芝コースで躍動 

デイリースポーツ
  • 2018年08月16日(木) 06時00分
 「札幌記念・G2」(19日、札幌)

 16年ダービー馬マカヒキが15日、札幌芝コースで躍動。軽快なフットワークで状態の良さをアピールした。9カ月の休養明けとなるが、力を存分に発揮できる仕上がり。復活Vなるか注目だ。また、函館では16年覇者ネオリアリズムが上々の動きを見せた。

 またがったルメールの表情から状態の良さが伝わってくる。16年ダービー馬マカヒキが札幌芝コースで追われ、躍動感のある走りを披露。雨でぬかるんだ馬場をものともせず、弾むようなフットワークで4F52秒8-38秒2-12秒2を記録した。

 単走、馬なりの内容ながら、動きの良さは目を引く。鞍上は終始、笑顔だ。「馬の上で幸せでした。うれしかったね」。久々に騎乗したダービー馬の感触に酔いしれているようだ。「ハミを取って気持ち良く走っていた。動きは良かったし、すごくいい状態です」と高評価を与えた。

 昨年のジャパンC(4着)後に左第1趾節種子骨剥離骨折が判明。今回は9カ月ぶりの競馬とあって、肉体面は良くとも精神面が気になるところ。友道師は「1週前追いで競馬勘は戻ってくれたと思う」と分析する。8日の函館芝コース。2頭併せの予定が、他の組と重なり、6頭横並びでゴールする形に。実戦さながらのケイコで気持ちのスイッチも入った。「始動戦としてはいい状態で使える」と手応えをつかんでいる。

 舞台は初めての札幌芝2000メートル戦だが、ルメールは「この舞台はマカヒキにとって難しくない。同じようなコースの中山で勝っているしね」と問題視していない。自身、先週は土日で9勝をマークする大活躍。札幌を熟知しているだけに心強い。ここまでは全てが順調そのもの。勝利の味に飢えたダービー馬が、北の大地で復活劇を演じる。

提供:デイリースポーツ

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