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【新潟2歳S】近年は傾向が変化 その好走条件とは/JRAレース展望

  • 2018年08月21日(火) 06時00分
 ハープスターイスラボニータがワンツーしたのが2013年。夏の2歳重賞では唯一、直線が長いコースで行われることもあり、かつては翌年のクラシックを嘱望される馬の目標になることも少なくなかった。

 しかし、近年はその傾向が急速に変化している。大きな原因は、2015年から同じ週の札幌でワールドオールスタージョッキーズが開催されるようになったこと。新潟競馬場にはトップ騎手不在となる。クラシック候補を抱える陣営は乗り替わりを嫌うため、強い馬が集まりにくいレースになりつつある。

1.早熟スピード型有利

 「クラシック候補が集まりにくくなった」ということを前提にすれば、必然的にこういう結論になる。前走で1800m以上の距離を使われていた馬は、過去10年で[0-3-1-27]と未勝利。この組には1番人気2頭、2番人気4頭がいた。

2.東京組対中京組

 夏の新潟開催が2013年に日程変更されて以降、関東は6月の東京、関西は6月の阪神と7月の中京開催に有力馬のデビューが集中するようになっている。かつては新潟組が優位なレースだったが、2013年以降は前走が新潟だった馬は[1-0-0-34]と好走例が激減した。一方、前走が東京だった馬は[1-2-2-6]で、中京は[3-1-1-10]。

3.追っての味が必要

 前走の上がり3F順位がメンバー中1位だった馬が、過去10年で8勝して2着7回で、2位だった馬が1勝して2着2回。前述の2013年以降という期間では前走上がり1位が4勝2着3回で、2位が1勝2着2回だから、前走で速い上がりを使ったことは、勝ち負けするためには必須条件と言っていい。


 ロードアクアは、東京芝1400mの新馬を上がり3F33.8秒の末脚を繰り出して完勝。1000m通過が62秒台の遅い流れを、前に馬を置かない形で我慢できているので、距離延長にも対応できそうだ。日曜追い切りでは栗東坂路で800m50.4秒という一番時計をマーク。前走からのパワーアップは明らかだ。たしかな上積みを見込めるのは、前走新潟組にはない強みである。

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