「キーンランドC・G3」(26日、札幌)
今週末の札幌に出走を予定する函館滞在馬は、22日までの移動が義務付けられている。輸送当日の追い切りを避けるため、2頭が函館Wで異例の“火曜追い切り”を行った。G1馬
レッツゴードンキは久々でも仕上がりは万全。また、
タマモブリリアンも軽快な動きで好調ぶりをアピールした。
G1馬ゼッケンを誇らしげに着用した15年
桜花賞馬が21日、一糸乱れぬ走りを披露した。
レッツゴードンキが加藤(レースは岩田)を背に函館Wで単走追い。5F69秒8-38秒6-12秒4をマークした。最後まで馬なりながら、追えばいくらでも伸びそうな手応え。
ヴィクトリアマイル6着以来、3カ月半ぶりの実戦へ向け、仕上がりの良さを示した。
加藤は8日の2週前追い切りに続く、2度目のコンタクト。時計を確認すると、「やり過ぎず、しまい重点という指示。ちょうどいいぐらいですね」とうなずく。「最後は迫力がありました。力んだり、掛かったりしなかったし、前に乗った時よりもいい。間はあいているけど、十分走れる感じ」と良化ぶりを強調した。スタンドで見守った寺田助手も「先週追って気も乗っているし、動きも素晴らしい」と満足げ。昨年2月の京都牝馬S以来、1年半ぶりのVへ向けて準備は整った。
昨年は
ヴィクトリアマイル11着大敗後、ぶっつけで臨んだ
スプリンターズSで2着。今年は北のス
プリント重賞で弾みをつけて秋のG1に臨む。「去年は春の疲れが抜けなかったけど、今年はすぐに抜けた。キーンランドCは一昨年3着。洋芝も滞在もいい」。新馬勝ちなど、(1・0・2・0)の札幌に期待を込めた。
「水曜に輸送があるので、当日までいい状態を保ちたい」。メンバー唯一のG1馬、そしてス
プリントG1・2着3回の実力馬が好発進を決める。
提供:デイリースポーツ