新潟2歳S(GIII・芝1600m)に美浦から出走予定馬の追い切りが行われた。注目馬3頭の追い切り後の関係者のコメント。
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アンブロークン(牡2・美浦・
手塚貴久)について、手塚調教師。
「追い切りの時計は少し速かったですが、無理はしてないですし、良い動きでした。兄弟は少しテンションが上がる面があるので気をつけていたのですが、新馬戦(1着)を1回使っても落ち着いています。それにしても動きますね。
先週は併せた
セダブリランテス(次週の
新潟記念予定)がすごく動くのでビックリしていた感じでしたが、今日(8/22)は申し分ない追い切りでした。完成度が高いというわけではないですが、体幹が強いのかなと思います。新馬戦は出負けして出していったら掛かりましたが、時計も悪くないですからね。前走から距離短縮のマイルになりますが、胴が短いタイプですし、大丈夫でしょう」
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ジョディー(牝2・美浦・
戸田博文)について、
池添謙一騎手。
「前の馬についていって、直線で抜け出してから気を抜きかけましたが、促したらしっかりハミを取ってくれました。馬場が荒れた時間帯でもしっかりと動けていましたし、とても乗りやすく手前も上手に替えていました。大人びていて優等生で、教育がしっかりされてると思いました。
ダイワメジャー産駒なのでパワータイプなのかと思いましたが、手先が軽くて、軽いキャンターをする馬です。新馬戦は逃げて勝っていますが、ハナを切らなくても問題ないような調教をしてきていると聞いていますし、調教の感じからも逃げなくても大丈夫でしょう。どんな競馬にも対応できると思います」
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スティルネス(牝2・美浦・
小島茂之)について、土明調教助手。
「今日(8/22)は前の馬を目標にして、予定通りサラッと追い切りました。やればいくらでも動く馬なので、やり過ぎないように気をつけました。手前もスムーズに替えていましたし、折り合いも問題ありません。左回りになりますが、それも関係ないと思います。
新馬戦の時は、他馬の後ろに入れて折り合いがつきましたので、周りに馬がいる状況で走れればと思います。どこからでも競馬はできると多いますし、良い感じで臨めそうなので、あとは現状でどこまでやれるか楽しみですね」
(取材・文:佐々木祥恵)