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【札幌2歳S】中距離の2歳重賞、近年は牝馬の活躍が目立つ/JRAレース展望

  • 2018年08月29日(水) 06時00分
 翌年のクラシックを展望する中距離タイプの夏場の大目標という位置づけで、かつてはロジユニヴァースゴールドシップというクラシック馬がここに登場したこともある。ただ、2012年の北海道開催短縮で、施行時期が繰り上がって以降は、出走馬のレベルが低下傾向にあり、翌年以降のGIを賑わせるクラスの出走が稀になっている。

1.馬格が必要

 過去10年のうち函館で施行された2013年を除いた9回で、馬体重が最も軽かった勝ち馬は、2016年のトラスト(456kg)で、勝ち馬9頭の平均馬体重は480.9kg。2012年は428kgの1番人気ラウンドワールドが474kgのコディーノの後塵を拝し、2015年は456kgの1番人気プロフェットが492kgのアドマイヤエイカンに競り負けた。

2.牝馬が強い

 2012年に施行時期が繰り上がって以降の6年間で、牝馬が2勝して2着3着も2回ずつある。一昨年10番人気で2着したブラックオニキスはメンバー中唯一の牝馬だった。それ以前は牝馬がほとんど好走できないレースだったが、近年は傾向が一変している。

3.スピードが必要

 過去10年のうち函館施行の2013年を除く9回で、逃げ・先行馬が5勝を挙げている。マクリを決めた2015年のアドマイヤエイカンも前走では逃げ切り勝ちだった。新馬戦レベルでは先行する脚を見せている馬でないと、多頭数になる重賞では位置取り争いで後手に回る危険性がある。


 ウィクトーリアは2014年にこのレースを制したブライトエンブレムの半妹。牝馬ながら前走で462kgと、小柄な馬が多い母の仔としては馬格にも恵まれている。前走は2歳コースレコードを1秒以上も更新する優秀な内容だった。前半から脚を使いながら、3コーナーから加速して最後までまったくスピードが落ちていない。スローになることが多い2歳の中距離戦としては出色の好内容だった。

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