「
新潟記念・G3」(9月2日、新潟)
ソフト仕上げで初のタイトルを狙う。
グリュイエールは29日、栗東坂路で単走。ラスト1Fを軽く仕掛られると、ほぼ馬なりで4F54秒1-39秒2-12秒1の時計をマークした。派手なアクションは封印。今回が2年以上の長期休養明けを使われての3戦目とあって、あくまでも馬の体調に合わせた調整に終始した。
藤原英師は「動きは良かった。脚元をケアしながらだったが、目標通りに仕上がった」と満足そう。1週前には、今回からコンビを組む戸崎圭が栗東に駆けつけて調教に騎乗。準備に抜かりはない。
前走の
エプソムCは3着。苦手な重馬場に苦しんだ。「雨でしんどい競馬になった。やっぱり良の方がいい」とトレーナーは、レース当日の天気を気にする。
ハンデは55キロ。「全く問題はない」と答えたあとで、「
ブラストワンピースは?」と逆質問。54キロと聞かされると、「そうか」とうなずいた。その時、リーディングトップを走る敏腕トレーナーの瞳が“勝機アリ”とキラリ光った気がした。
提供:デイリースポーツ