29日、
テイエムジンソクが北海道の放牧先から栗東トレセンに帰ってきました。
芦毛がより白くなり、顔にある白い筋も全体の毛色の変化によって目立たなくなっています。馬体は輸送してきた直後のせいか、ちょっと寂しいかんじがしました。
「申し送りには馬体重は520キロと書いてあったのですが、輸送で減っているようですね。でも、食欲は相変わらずありますし、特に体調を崩している様子もないのでしばらくすれば戻せると思います」と担当の吉永厩務員。
ほんと、食欲旺盛で! カイバ桶に顔を突っ込んでお食事中の途中でカメラを向けたものだから、鼻にカイバがついたままこっちを向いてくれました。その表情は6歳という年齢のわりにはあどけないかんじ。内面はあまり変わってないかもしれませんね(笑)。でも、変わらず真面目でいつも一生懸命なところが
テイエムジンソクらしさであるように思います。
ここ3戦はどうも消化不良なレースが続いています。普段はあの“一生懸命さ”が変わらないのですが、
フェブラリーS以降のレースではそれが裏目に出るというか、空回りしてリズムを崩してしまっているようにお見受けします。
「また、
東海Sまでのようなこの馬らしさを取り戻したいですね。幸い、体調は良さそうですから、いい状態で走れるように仕上げていくだけです」
復帰緒戦は10月3日の
日本テレビ盃を予定しています。また同じく逃げ先行タイプの
ケイティブレイブと戦うことになりますね。この秋は心機一転、再び二枚腰で後続を振り切る
テイエムジンソクの姿がみれるのを期待しています!
(取材・文:花岡貴子)