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【京成杯オータムH】サマーマイル最終戦、勢いとスタミナが重要/JRAレース展望

  • 2018年09月06日(木) 07時00分
 秋競馬の到来を告げるマイル重賞。2012年からはサマーマイルシリーズの最終戦にも位置づけられた。GIを目指すマイラーは、10月の毎日王冠富士S、あるいはスワンSあたりから始動するので、ここに出走するのはそのひとつ下のクラス。ハンデ戦ということもあって波乱になることも多い。

1.逃げ馬は苦戦

 開幕週ということでどうしても逃げ馬の前残りに目が行くが、このレースでは逃げ馬が苦戦する傾向が出ている。過去10年のうち中山開催に限定した9回で、3着以内に入った逃げ馬は皆無だ。昨年のマルターズアポジー(2番人気4着)、2013年のルナ(1番人気10着)と人気になるケースも少なくないが、ことごとく馬券圏外に沈んでいる。

2.勢いが必要

「前走で連対していた」という馬が最近10年間で7勝を挙げている。前走1着馬に限れば[5-0-1-11]で、2012年のレオアクティブ(2番人気1着)と2010年のファイアーフロート(4番人気1着)は、その年のメンバー中唯一の「前走1着馬」だった。勝った5頭の前走は、重賞が1つ、オープン特別と準オープンが2つずつだから、前走の格はあまり重要でない。

3.スタミナも必要に

 2014年の馬場改修以降、秋の中山の馬場は以前のようなスピード偏重ではなくなった。前走で芝1400m以下を使われていた馬が3着以内したのは、2013年1着のエクセラントカーヴが最後で、以降は全滅。2015年には七夕賞から臨んだフラアンジェリコが13番人気1着と激走、2016年もダービーからの距離短縮だったロードクエストが1着と、長い距離から短縮で臨む馬が好走しやすくなっている。


 ミッキーグローリーは5歳でまだ10戦とキャリアは浅い。これまで3着以内を外したのは約1年半の休養明けだった昨年の古作特別だけ。以来、1・1・3・1着と着実に勝ちを重ねて、重賞に手が届くところまでやってきた。中山マイルでは昨冬に1000万条件を圧勝した実績があり、前走で稍重馬場の福島芝1800mでスタミナを要するレースを完勝したのも、今回に向けて心強い材料になる。

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