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【京成杯AH予想】母メリッサ譲りの決め脚でミッキーグローリーに期待/JRAレース展望

  • 2018年09月09日(日) 10時30分
 京成杯AH(中山・GIII・芝1600m)は、サマーマイルシリーズの第3戦であり、秋競馬の開幕を告げる1戦。夏競馬を使ってきた馬と、このレースから始動する馬が入り混じるハンデ戦で、馬券的には面白いレースになりそうだ。

 ミッキーグローリーに期待したい。ディープインパクト産駒ながら馬体重550kgになろうという大型馬。脚部不安によって1年半近い長期休養がありながらも10戦5勝。中山競馬場の1600mコースも5戦して2勝2着1回3着1回。長期休養明けとなった1戦以外はすべて馬券の対象になっている。ペース次第では早めにスパートすることもできるし、母メリッサ譲りの決め脚もある。重賞初挑戦で55kgのハンデは見込まれた感もあるが、それも実力の裏返し。ここを勝ってマイルGI戦線へと堂々と歩を進めて欲しい。

 相手筆頭は56.5kgのハンデを課せられたロジクライか。2歳秋のデビュー以来、ほとんどのキャリアをマイル戦で積み上げており、3歳時にはシンザン記念でのちの桜花賞馬であるジュエラーを破っている。2年近い休養があったものの、復帰3戦目からマイルの準オープン特別、オープン特別を連勝。中京記念でも2着と力のあるところを見せた。長期休養明けの1戦と、少々強引な競馬をしたマイラーズC以外は安定した成績を残しており、今回も上位争いが期待できる、

 狙って面白いのはワンカラットの娘・ワントゥワンか。母が重賞勝ちのディープインパクト産駒という意味ではミッキーグローリーと同じ。末脚一手の馬だけに展開に左右される面は否めないが、32秒台の末脚は紅一点のここでも通用する。

 一昨年の勝ち馬ロードクエストはキャリアを重ねて自在性が出てきた。牡馬にしては線の細い馬だけに56.5kgの斤量がポイントになりそう。2年連続のシリーズチャンピオンを狙うウインガニオンや同距離同コースのダービー卿CTを勝っているヒーズインラブなども食い込みを狙っている。

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