セントウルS(阪神・GII・芝1200m)は、サ
マースプリントシリーズの最終戦であり、優勝馬には
スプリンターズS(中山・GI・芝1200m)への優先出走権が与えられる1戦。
海外遠征帰りの初戦という点は気になるが、昨年の覇者
ファインニードルの連覇に期待したい。5歳になった今年は
シルクロードSを
ステップに
高松宮記念で春の短距離王に輝いた。香港の
チェアマンズスプリントプライズでも4着と健闘。トップス
プリンターへの道を歩み始めている。問題は初めて背負う58kgだが、準オープン特別とはいえ過去には57.5kgで勝っているのだから、大きなマイナスにはならないはずだ。
アイビスサマーダッシュ2着、
北九州記念3着の
ラブカンプーが6kgの斤量差を味方に逆転を狙う。現在までのシリーズポイントは「9」。もし、今回勝利を収めれば首位を行く
アレスバローズを逆転できる。1200m戦では6回走って2勝2着3回1回と複勝率100%。逃げたい馬だが、逃げなくても競馬が出来ることを証明した前走は収穫の多い1戦だった。
先行争いが激化されることが予想されるので、近3走中2走で上がり最速をマークし、決め手がある
アサクサゲンキにも注意したい。昨年の
ローズS、今夏の
ブリーダーズGCに勝った
ラビットランの半弟で、父はストームキャット系ス
トーミーアトランティック。スピード争いは望むところかもしれない。
ほかではスピードのある
ネロ、阪神コースで3勝を挙げている
ダイアナヘイロー、
アイビスサマーダッシュで見せ場を作った
レジーナフォルテまで押さえたい。