毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。
【京成杯AH(中山の芝傾向)】
全国的には天候が不順だが、関東地方は好天に恵まれ、土曜の芝は良馬場で終日開催。11R・紫苑Sを制したノームコアは勝ち時計1分58秒0の紫苑Sレコード(従来は11年カルマートの1分58秒2が最速)。ラブリーデイが中山金杯で記録した1分57秒8のコースレコードにも0秒2差まで迫った。
馬場のクッション性を高めるエアレーション&シャタリング作業で近年は開幕週でも極端な高速決着にならない年もあったが、今年に限れば完全な「高速馬場」といっていい。
土曜の芝競走は6鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は...