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【セントライト記念】前走ダービー組と1000万条件組の争い/JRAレース展望

  • 2018年09月11日(火) 06時00分
 神戸新聞杯に比べると、このレースは菊花賞トライアルとしては一段低く見られているが、2015年はキタサンブラックがここを足掛かりにして、続く菊花賞、翌春の天皇賞を制覇した。2012年の勝ち馬フェノーメノも古馬になって天皇賞(春)を2連覇、2009年の勝ち馬ナカヤマフェスタ宝塚記念を勝って凱旋門賞でも2着と、最近では3年ごとにここからチャンピオンが生まれている。今年は3年周期の「当たり年」になるが、はたして。

1.ダービー組対1000万条件組

 年によってメンバーレベルの上下差が大きいレースだが、前走が500万条件だったという馬の連対は過去10年で1回のみ。前走がダービーだった馬は6勝2着4回とさすがの好走率だが、前走1000万条件という組も2勝2着4回で、この2組の争いと見ていい。

2.小回り実績が必要

 2015年の勝ち馬キタサンブラックは、ダービーを大敗したことで人気を落としていたが、それ以前にはスプリングSを勝って皐月賞で3着という中山巧者だった。同じ年に1番人気で7着に敗れたサトノラーゼンは、京都新聞杯勝ちにダービー2着と、広いコースで実績を残していた。

3.スピード勝負の傾向が強まる

 昨年はレース上がりが3F34.0秒で、勝ったミッキースワローは33.4秒をマーク。その前年のディーマジェスティが34.5秒で、その前年のキタサンブラックが4角先頭の競馬で34.9秒。レース上がりがかかってスタミナ勝負になることは考えにくく、ある程度前目のポジションから速い上がりを使えることが、勝ち負けするための必須条件になっている。

 レイエンダはダービー馬レイデオロの全弟。故障のため春のクラシックには間に合わなかったが、復帰後は順調でここまで3戦3勝。あっさりトップクラスに追いついてきた。スピードは十分で抑えも利くし、これまでの3戦はすべて上がり3Fメンバー中最速をマーク。中山コースにも不安は感じられない。一線級との手合わせは初めてになるが、ここまでの勝ちっぷりから見てもこのレベルが壁になる馬ではないだろう。

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