「
セントライト記念・G2」(17日、中山)
新馬-
夏木立賞-
松前特別と無傷3連勝中の
レイエンダが、いよいよ重賞の舞台でそのベールを脱ぐ。
17年ダービー馬
レイデオロの全弟ということでデビュー前から注目を集めていた素質馬。新馬戦を危なげのない内容で勝利して力を証明したものの、その後に両膝の骨折が判明。休養を余儀なくされた。「症状は軽かった」と藤沢和師は振り返るが、痛恨のアク
シデントには違いない。以降は成長を促しながらの調整。ダービー出走プランもあったものの、あくまでも馬の状態を優先し、一歩一歩階段を上がって重賞の舞台にまでたどり着いた。
指揮官は「お兄ちゃんに負けていない。能力は高いし、走りに無駄がない」と高い評価を与える。舞台の中山芝2200メートル戦についても、「小回りより広いコースがいいからね。中山の外回りなら問題ない」と歓迎した。
まだ条件馬の身ではあるが、春の実績馬を一蹴してしまいそうな勢いを感じる。「このあとは
菊花賞だけではなく、
天皇賞・秋、ジャパンCもあるからな」と師。名伯楽にG1を強く意識させる逸材が、4連勝でタイトル奪取を決める。
提供:デイリースポーツ