「
セントライト記念・G2」(17日、中山)
虎視たんたんと巻き返しを狙う。ダービー16着の
ジェネラーレウーノが成長した姿で戻ってきた。持ち前の先行力で
葉牡丹賞-
京成杯Vに
皐月賞3着。最後の1冠に胸を張って向かうためにも、得意の中山で軌道修正しておきたいところだ。
漆黒の馬体がさらにボリュームを増した。
京成杯1着→
皐月賞3着と、ここでは実績上位の一頭に数えられる
ジェネラーレウーノ。夏を越しての著しい成長ぶりを矢野師が伝える。「放牧先から516キロ(前走体重498キロ)で戻ってきた。全体的に巨大化している。背が伸びて幅も出た。相変わらず馬体はすごくいい」。1週前は美浦Wでハードに追われ、6F79秒3-37秒3-12秒7をマークした。「あそこまでビッシリ追ったのは先週が初めて。いい動きだった」と胸を張る。
ここまでキャリア6戦。堅実に駆けていたが、前走のダービーは終始折り合いを欠いて16着に崩れた。「それまでは2番手で走れていたのに、ダービーではうまくいかなかったね。(敗因は)距離なのか集中力の問題なのか…。あまりにも負け過ぎ」と指揮官も首をかしげる敗戦だった。
菊花賞を見据えるという意味でも重要な復帰戦。巻き返しを狙うべく、「距離は持つはず。4角まで
リラックスして行ければ最後も踏ん張れる」。取るべき戦法に迷いはない。「手綱を引っ張ってリズムを崩すよりは、思い切って行った方がいい。逃げるよ!」と強気に“逃走宣言”を放った。一番の武器である粘り腰は強化されている。得意の中山で軌道を修正し、菊まで一気に駆け抜ける。
提供:デイリースポーツ