日本ダービー以来の出走となる
ステイフーリッシュ。前走はスタートで遅れてしまい中段馬群からの追走となったことも影響し、10着に敗れています。
「ダービーの雰囲気は独特。ゲートで遅れたのはあの雰囲気を気にしたところもあったと思いますね」と担当の藤田助手。
確かに。GIレースは数あれど、ダービーだけはかなり雰囲気が違います。1日中、ファンの方々はもちろん、関係者の多くがあの独特な高揚感を味わう日なのですから。
「しかもダービーは18頭立てでしたからね。その点、
神戸新聞杯は10頭立てですし、何より雰囲気があのときとは違いますからね。そして、この中間はゲートの確認もしています」
ダービー馬と
皐月賞馬も緩みなく仕上がってはいますが、
ステイフーリッシュも休み明けでも問題なく走れるタイプです。追い切りは1週前も最終も川田騎手が騎乗してしっかり動いています。
「(追い切った感触は)ジョッキーも『良かった』と言っていました。春より心身ともに成長も見られますし、いい状態ですよ。仮に少々ゲートの出が良くなかったとしても、10頭立てならダービーの時ほど痛手にはならないし、そのポジションなりの競馬ができると思います」
(取材・文:花岡貴子)