前走の
キーンランドC(GIII)に優勝し、惜敗続きにピリオドを打った
ナックビーナス(牝5・美浦・
杉浦宏昭)を管理する杉浦調教師の共同記者会見が行われた。
(今朝の追い切りについて)
「先週結構やって体も息も出来上がったので、今日は上がり重点でやりましたが、併せて気持ちだけ作るようにしました。気を抜かないようにと言っても抜いてしまうのでしょうがないんですけど、今日は抜かないで真剣に走っていました」
(馬の状態は?)
「特に前走と比較して変わりはないですが、体的には春よりもボリューム感が増して良くなってきて、完成してきたのかなという感じです」
(前走の
キーンランドCからここまでの過程は?)
「夏はこちらが暑かったですし、終わってすぐに戻すのは可哀想だったので、北海道千歳の社台ファームにお世話になりました。向こうの配慮もあって、台風が来そうで危ないから早めに山元トレセンに送りますということで、台風も地震も逃れて運もあったのかなとは思います」
(中山の1200mは得意な印象があるが?)
「特にこのコースが得意かどうなのかはよくわからないですが、これまで見ている分には少し真剣味が足りないなとずっと思っていましたので、その辺をどうやって乗ってくれるのか楽しみではありますよね」
(前走に続きモレイラ騎手が騎乗するが、何か話はしている?)
「いや英語話せないんでね(笑)」
(それまで重賞で惜敗が続いていたが、前回勝利したことで期待も大きい?)
「あの馬の能力を100パーセント出し切ってくれればいいなと、それで結果に繋がればいいなと思っています」
(前走は逃げたが今回は?)
「ゲートを出てからになると思います。枠順もありますし、隣にどういう馬が入ってくるのかにもよりますが、その辺はジョッキーの判断になるでしょう」
(では最後に意気込みを)
「何とか勝ってくれれば良いなとは思っていますが、なかなか期待にそぐわない馬なので、何とか頑張ってほしいです」
(取材・文:佐々木祥恵)