今年は京都競馬場で開催されるJBC競走の前哨戦的役割を担う
シリウスS(GIII)。過去10年間の1〜3番人気馬は6勝2着6回3着4回。ポイントは、シーズン初期のハンデ戦ということと、スタート地点が芝で、2度の坂越えがある阪神競馬場ダート2000mで行われる唯一の重賞競走だということ。加えて、台風の接近による馬場状態も考慮しなければならない問題だ。
◎
オメガパフュームは、
ジャパンダートダービーの2着馬。大外枠からの発走で、終始外を回されながらも、ゴール前は渋太く伸びた。直線入り口でもっとスムーズな競馬が出来ていたらと惜しまれる内容だった。阪神競馬場のダートコースは2戦2勝。芝コースの経験はないが、同じ芝スタートの青竜Sでのスタート直後の走りは悪くなかった。逃げ・先行馬が多い組み合わせになったことで、この馬の末脚は怖い。斤量の53kgも魅力だ。
トップハンデ57.5kgを背負う○
グレイトパールだが、前走時550kgを超える大型馬で斤量泣きするタイプとは思えない。3歳1月に芝コースで新馬勝ちをしている馬なので芝スタートも問題なく、阪神競馬場2000mコースも
仁川Sで経験済み。大型馬の休み明けゆえにやや評価を下げたが、あっさりのシーンも十分だ。
逃げ・先行馬が多い組み合わせで、トップハンデの2頭(
グレイトパール・
サンライズソア)も早めの競馬をしたいタイプなら、穴は瞬発力型。▲
クインズサターンに注目したい。芝は未知数だが、位置取りに関わらずゴール前は必ずといってよいほどに伸びてくる。あと一歩届かないレースを続けているが、展開を味方に突き抜けるシーンも十分だ。
3歳馬△
ヒラボクラターシュ、ダートに変わって2連勝の△
ウェスタールンド、阪神コース3戦3勝の△
ラインルーフと、逃げなくても競馬ができる△
サンライズソアを押えておきたい。