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【スプリンターズS】アレスバローズ開花の時 充実一途!決め手じゃ負けない

デイリースポーツ
  • 2018年09月29日(土) 06時00分
 「スプリンターズS・G1」(30日、中山)

 ディープインパクト産駒の6歳馬が、いよいよ開花の時を迎えた。夏のスプリント王アレスバローズが秋の大一番に臨む。

 28日の朝は栗東坂路で4F67秒3-16秒3と軽めの調整。「落ち着きはある」と角田師はうなずく。以前はイレ込みがきつく、10日競馬(トレセン入厩後、ルール上最短の10日で競馬を迎える)に厩舎装鞍など、何かと手のかかる馬だったが、「精神面が成長した。ようやくたどり着いた」と目下の充実ぶりを伝える。

 「前に行く馬も多いし、中山で内があくことはない。真ん中よりも外めの枠が欲しい」。枠順発表前にこう話していた指揮官。自身は騎手時代の95年にヒシアケボノで当レースを制し、調教師転身後も14年から3年連続でベルカントを送り込んでいる。多くの経験則から、外枠を希望していたが、引き当てた枠は内めの3枠5番…。

 少し表情を曇らせたものの、師は冷静に受け入れる。「ジョッキーに任せるしかない。極端な枠じゃなくて良かった。あとは天気がどうか。稍重までなら持ち味を生かせる。馬場状態によっては内で良かったと思うかもしれないし。スムーズなら内が有利だから」。この“スムーズ”がポイント。インを突いた前走Vは「たまたまあいただけ」と本意でないようで「CBC賞の競馬が理想」と、直線入り口で外に持ち出した2走前の再現を描く。遅咲きでも勢いは一番。決め手を生かして頂点をつかみ取る。

提供:デイリースポーツ

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