10月2日(火)、
JRAの騎手免許の第1次試験(筆記)に臨んだジョアン・モレイラ騎手(35)が、3日朝、美浦トレセンで取材に応じ、試験について心境を明かした。
「試験は難しかったですが、一生懸命勉強をしたので全部書き切れると思っていました。ただ時間制限があって全部答えられず、せっかく勉強してきたのに、悔しさはありました。ただ英語は
ネイティブスピーカーではないので、英語の質問がどこまで理解できるか不安がありましたが、よく理解できました。答えを書いたところは自信がありますし、手応えは感じています。(一生懸命書いたので)手と首が痛くなりました(笑)。良い結果が来るように望んでいます」
第1次試験に合格すれば、来年1月30日に行われる第2次試験(日本語による口頭試験等)を受験することとなる。
また10月7日(日)の
毎日王冠(GII・東京芝1800m)には
アエロリット(牝4・美浦・
菊沢隆徳)とコンビを組むが、
「優勝した
NHKマイルC(GI)や
安田記念(GI)2着の
リプレイなどを観ていますが、非常に能力が高くスペシャルな馬だと思います。騎乗するのが楽しみです」
と話し、今週末から始まる東京開催については
「東京競馬場で騎乗した経験がありますが、直線が長いのでフェアな競馬ができます。中山競馬場はト
リッキーなコースなので、スムーズに競馬ができないと能力をフルに発揮できませんが、東京は1番強い馬が全力を出せて活躍できるコースですね。GO
サインを出すタイミングを含めて、うまく騎乗できるよう頑張ります」と意気込みを語った。
(取材・文:佐々木祥恵)