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【京都大賞典】ウインテンダネス闘魂注入! 力強く1馬身先着

デイリースポーツ
  • 2018年10月04日(木) 06時00分
 「京都大賞典・G2」(8日、京都)

 目黒記念で重賞初制覇を果たしたウインテンダネスが、強烈デモを敢行だ。3日、栗東CWで菱田を背に併せ馬を行い、一杯に追われると、力強い脚さばきできっちりと先着を決めた。今回とアルゼンチン共和国杯(11月4日・東京)の内容と結果次第では、ジャパンC(11月25日・東京)参戦も視野に入れる5歳馬。始動戦で自らの進化を証明し、大一番に弾みをつける。

 意欲的な追い切りから、今後に懸ける思いが伝わってきた。ウインテンダネスは、3週続けて菱田を背に栗東CWへ。テイエムチェロキー(4歳1000万下)を3馬身追走する形で発進。4角手前で内から前へ並び掛けると、直線は鞍上が左右からハミをかけて手綱を押す。最後は右ステッキが入る熱のこもった内容で、6F81秒0-37秒6-12秒2で1馬身先着を決めた。

 「しっかりやりました。3週続けて乗せてもらって、2週前はまだまだかなと思ったけど、追うごとに上向いています。一番いい頃と比べると、そこまでではないですが、このひと追いで変わってほしい」と菱田は期待を寄せる。5戦ぶりの実戦騎乗に、「もともと背中のいい馬でした。メンコを外してレースぶりが良くなりましたね。操縦性も高い。チャンスはあると思います」と意気込む。

 今回は4カ月半ぶりの一戦。杉山師は「息の入りはいいし、動きは悪くないけど、思ったより良化はスロー」と久々の影響は懸念する。そんな状況でも、叩き良化型のテンダネスを強豪にぶつけるのは、潜在能力を高く評価するからだ。

 「ここと、アルゼンチン共和国杯でどんな走りを見せるかで、ジャパンC参戦が現実味を帯びる。このメンバーでやれれば次につながる」と力が入る。まさに試金石の一戦。G1馬が相手の難関を突破し、大目標へと力強い一歩を踏み出す。

提供:デイリースポーツ

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