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【凱旋門賞見どころ】武豊クリンチャー参戦、昨年覇者エネイブル、有力厩舎の多頭数出しなど

  • 2018年10月07日(日) 19時00分
 本日7日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(G1・芝2400m・19頭)。いよいよ発走時刻の23:05も近づいてきた。今年は日本から武豊騎手を背にクリンチャー(牡4、栗東・宮本博厩舎)が参戦。前哨戦のフォワ賞(G2・芝2400m)では最下位6着だったが、昨秋も休養明けのセントライト記念での9着から、菊花賞で10番人気2着と休養明け2戦目で激走した。鞍上の武豊騎手は5日のサンクルー競馬場にて準重賞のダリア賞を勝利とこの大一番に向けて弾みをつけた。

 海外のブックメーカーでもJRAによる発売でも、押しも押されもせぬ1番人気となっているのが昨年覇者エネイブル(牝4、英・J.ゴスデン厩舎)。春は僚馬クラックスマン(牡4、英・J.ゴスデン厩舎 ※出走せず)に、夏は3歳牝馬シーオブクラス(牝3、英・W.ハガス厩舎)に1番人気を譲った期間もあったが、復帰戦のセプテンバーS(G3・AW2400m)を圧勝し、再び大本命として凱旋門賞に出走、連覇を狙う。鞍上は主戦のL.デットーリ騎手。

 もっとも負担重量が軽くなる3歳牝馬のシーオブクラスが2番手評価(※JRAではクリンチャーが2番人気)。ヨークシャーオークス(G1・芝2400m)を勝っての凱旋門賞というローテーションは昨年のエネイブルと同じ。勝利すれば祖母アーバンシー、父シーザスターズとの3世代凱旋門賞制覇となる。

 アイルランドのエイダン・オブライエン調教師は5頭の管理馬を出走させる。ゲート番内からネルソン(牡3)、カプリ(牡4)、ハンティングホーン(牡3)、キューガーデンズ(牡3)、マジカル(牝3)で、特にR.ムーア騎手が騎乗する英セントレジャー優勝馬キューガーデンズは有力候補の1頭だ。

 フォワ賞で1〜3着を独占し、今回も出走してくるのが、フランスのアンドレ・ファーブル調教師が管理するタリスマニック(牡5)、クロスオブスターズ(牡5)、ヴァルトガイスト(牡4)。特にヴァルトガイストはエネイブル・シーオブクラスに続く有力候補となっている。

 今年のジョッケクルブ賞(仏ダービー・G1・芝2100m)優勝馬でディープインパクト産駒のスタディオブマン(牡3、仏・P.バリー厩舎)は大外からの発走。初の2400m戦となるが、デビューからすべてのレースで手綱をとっているS.パスキエ騎手はこの距離設定を同馬に合うと歓迎している。

 なお、凱旋門賞は今年リニューアルオープンしたパリロンシャン競馬場では初の開催となる。新生パリロンシャンのコースの目玉である直線のオープンストレッチは今回、使用されない。また、過去24時間ではわずかな降雨があったのみで、レースは良馬場で行われる見込み。

 JRA発売の18:30時点での単勝オッズは以下の通り。

※馬番、馬名、オッズ
10 エネイブル 1.8
09 クリンチャー 6.2
05 ヴァルトガイスト 6.6
19 シーオブクラス 6.8
13 キューガーデンズ 10.8
12 パタスコイ 35.7
14 スタディオブマン 45.7
07 タリスマニック 50.7
11 ヌフボスク 51.3
06 クロスオブスターズ 64
03 カプリ 118.2
01 デフォー 132.4
02 サルウィン 172.3
18 マジカル 214.3
16 ハンティングホーン 237.4
04 ウェイトゥパリス 297.4
17 ネルソン 327.7
08 ティベリアン 332.3
15 ルイドール 340.3

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