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【毎日王冠】アエロリット圧逃V 導いたモレイラ「間違いなくまたG1を勝てる」

デイリースポーツ
  • 2018年10月08日(月) 06時01分
 「毎日王冠・G2」(7日、東京)

 名手モレイラに導かれ、鮮やかに逃げ切った。1番人気に推された紅一点のアエロリットが、12頭の牡馬を寄せつけず、昨年のクイーンS以来3つ目の重賞タイトルをゲット。秋初戦を快勝し、G1戦線へ向けて弾みをつけた。2着は3番人気のステルヴィオ、大接戦の3着争いは昨年の菊花賞馬で、6番人気のキセキが制した。

 後続はどうにか影を踏むまでで精いっぱい。紅一点アエロリットが牡馬12頭を従え、東京芝1800メートルを圧巻の逃げで制圧した。

 好スタートを切ると、他馬の出方をうかがいながらじわりとハナへ。モレイラの手綱に導かれ、前半1000メートル59秒0のハイペースとなったが、直線に向いても余力は十分だ。坂上でも脚色は衰えず、外から迫ったステルヴィオに1馬身1/4差をつけて完勝。刻まれた1分44秒5は、コースレコードに0秒3差に迫る好タイムだった。

 「先頭に立ったら馬がリラックスして折り合い、スムーズな競馬ができた。追いだした時には反応がしっかりしていて、さすがG1を勝っている特別な牝馬だと思った」と“マジックマン”は過去の競馬をVTRで研究し、抱いた印象そのままの走りを絶賛。「間違いなく、またG1を勝てる」と太鼓判を押した。

 一方、菊沢師は「直線が長く感じた」とホッとした表情をのぞかせる。今回は前走から6キロ増の508キロと過去最高体重での出走。「精神面や丈夫さ、トータル的にバランス良く上がってきた」。今がまさに充実期と言っていいだろう。

 次走はマイルCS(11月18日・京都)が有力視されるが、師は「オーナーと相談します」と話すにとどめた。いずれにしても夢を広げた秋初戦。さらなる大舞台でも、引き続き主役を張ることになりそうだ。

提供:デイリースポーツ

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