スマートフォン版へ

【秋華賞】アーモンドアイ史上5頭目の牝馬三冠 ルメール「日本で一番強い」

デイリースポーツ
  • 2018年10月15日(月) 06時01分
 「秋華賞・G1」(14日、京都)

 史上5頭目の三冠牝馬が誕生した。中団につけた1番人気のアーモンドアイが、1頭だけ次元の違う末脚を披露してV。12年ジェンティルドンナ以来となる偉業を達成した。ディアドラで制した昨年に続き、レース連覇を決めたクリストフ・ルメール騎手(39)=栗東・フリー=は「日本で一番強い」と絶賛。今後は次戦に予定するジャパンC(11月25日・東京)、そして世界の舞台でその強さを見せつける。

 怪物牝馬が、その強さを見せつけた。アーモンドアイが圧巻の走りで牝馬三冠を達成。史上5頭目の偉業をいとも簡単にやってのけた。

 ポジションは中団のやや後ろ。前が止まらない馬場と、戦前の予想より緩やかな流れ。そんな状況も圧倒的1番人気の主役を苦しめるには至らなかった。馬なりのまま馬群の外を回り、直線は余裕の手応えのまま鞍上のゴーサインを受ける。アッという間に逃げ馬をとらえると、放たれたステッキはたったの2発。悠々とゴールラインを駆け抜けた。

 「信じられない。三冠は初めてなのでうれしいです。ファンタスティックホース!」。世界を飛び回ったルメールも三冠達成の経験はこれまでなかった。「1年間で馬のコンディションをキープするのは難しい。(オークスの)府中2400メートルと、(今回の)京都2000メートルは全然違う」。簡単ではないミッションだったが、春2冠で圧倒的な強さを誇示してきたパートナーを信じ、見事に完遂してみせた。

 「特別な馬。今まで乗ったなかで一番強い」。数々のG1馬の背を知る名手が称賛する。引き合いに出したのは09年ジャパンC制覇時に騎乗した歴史的名牝だ。「ウオッカはG1・7勝。アーモンドアイはまだ3勝。でも、すぐウオッカのレベルに届く。加速力、瞬発力、スタミナ、スピードが全部ある。日本で一番強い」と、その走りに心酔する。

 今後は馬の様子を見ながら路線を選択していく。「ジャパンCもその一つ」。国枝師が古馬撃破を描けば、主戦も「来年、凱旋門賞メインターゲットだったら楽しみ」と海外挑戦にも意欲を見せた。

 「今朝はプリンセスだったけど、今は女王になりました」とルメールは笑った。牝馬三冠達成も通過点。この先は古馬、そして世界の強豪を相手に、クイーンの輝きを放っていく。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す