ダービージョッキーが美浦に見参-。
菊花賞でコンビを組む
グローリーヴェイズの最終リハに騎乗するため、
福永祐一騎手(41)=栗東・フリー=が駆け付けた。
前走の佐渡S(新潟芝2000メートル)を1分56秒6の好タイムで走破した実力馬。「昨年の(
菊花賞馬)
キセキ(
信濃川特別・新潟=1分56秒9)もそうだけど、この時計はなかなかない。今回の騎乗依頼を受けさせてもらうにあたり、魅力的に感じた部分のひとつです」と語る。
きさらぎ賞2着、
京都新聞杯4着と、京都での実績も十分だ。
「母父が(短距離系の)
スウェプトオーヴァーボードというのは気になるけど、“メジロ”の血が入っているから」。母系に悠々と流れる日本ゆかりの名血にも期待を寄せる。
最終リハは美浦Wで6F84秒4-39秒4-12秒7。初コンビでも息の合った走りで、併走馬にきっちり1馬身先着した。「自分で
バランス
バック(走りの重心を後ろに残せる)できるのはいい要素。京都芝3000メートルは下り坂を2度越えるコース。前のめりの
バランスでは難しいから」。13年
エピファネイア以来の菊獲りへ、攻略のイメージはつかんでいる。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ