平成最後の三冠競走となる
菊花賞。基本的には、春の実績馬VS夏のあがり馬という図式に変わりはないが、
神戸新聞杯を快勝したダービー馬
ワグネリアンの回避によって混戦模様となっている。
本命は◎
グレイル。京都競馬場は2戦2勝。2歳秋の
京都2歳Sではのちに
ホープフルSを勝つ
タイムフライヤーをゴール前で計ったように差しきった。春は思うような競馬ができなかったが、前走の
セントライト記念では出走メンバー最速タイの上がりタイムで3着。復活の手応えを掴んでいる。
父ハーツクライの産駒は京都競馬場の3000m以上の平地重賞競走で延べ30回出走し2着6回3着3回。スタミナ勝負になれば滅法強い。
菊花賞に限れば9頭を出走させて
ウインバリアシオンの2着があるだけだが、
菊花賞の舞台を踏んだ
ハーツクライ産駒で、本馬同様に2歳時にデビューから2連勝を記録したのもまた、
ウインバリアシオンのみだ。
本当に馬がしっかりするのは来春かもしれないが、先物買い的に狙ってみたい。
○
エタリオウは
青葉賞2着、
神戸新聞杯2着。前残りの展開となったダービーでは唯一、後方から追い込んで掲示板を確保(4着)した。
ステイゴールド産駒らしい息の長い末脚が武器で、母がクイーンエリザベス2世
チャレンジC(米G1・芝9ハロン)の勝馬なら距離はこなしてくれるはずだ。
強烈な末脚を武器に
新潟記念を勝った▲
ブラストワンピースはここまで5戦4勝。唯一、他馬の後塵を拝したダービーも、最後の直線で不利を受けたもので力負けではない。まだ走りに若さを残すため、人気になる分やや評価を下げたがあっさりのシーンがあっても不思議ではない。
先行力と持久力がある△
ジェネラーレウーノ、△
エポカドーロ、△
メイショウテッコンを押さえにまわして、穴には瞬発力を秘めた追い込み馬△
フィエールマンを指名したい。