テイエムオペラオー、
メイショウドトウがGI競走で6レース連続ワン・ツーフィニッシュを続けていた2001年秋以来となる13頭立て。頭数は寂しいが7頭のGI勝馬がレースを盛り上げる。
本命は◎
スワーヴリチャードだ。昨年のダービーの2着で、
アルゼンチン共和国杯優勝を
ステップに挑んだ
有馬記念は4着。4歳になっての飛躍が期待された1頭だったが、その期待どおりに今春の
大阪杯では早め先頭からそのまま押し切ってGIウイナーの仲間入りを果たしている。
安田記念は1番人気を裏切る3着だったが、1分31秒台で、勝馬とコンマ1秒差なら、悲観する必要はない。唯一の不安は逃げ馬不在というメンバー構成で押し出されるように先頭に立ってしまうというケースだが、
金鯱賞、そして
大阪杯を見る限り、2000mの距離ならば大きく崩れることは考えにくい。連勝馬券の軸としては最適だ。
2番手は○
マカヒキ。結果は2着だったが、大外をまわって伸びた
札幌記念のレース内容に、復調を感じることができた。血統的には早い時計の中距離レースは得意とするはずで年長ダービー馬の意地をみせたいところだ。
▲
レイデオロは、本質的には2000mよりも2400m向きかもしれないが、レースを使われるごとにいろいろな面を見せてくれている。どんな競馬でもできる強みがあり、まだ底を見せていない魅力はこの馬だ。
これら上位陣を脅かす存在になりえるのが△
サングレーザー。距離に対して不安視された
札幌記念では巧みなコース取りから馬群を割って
マカヒキ以下を退けた。
ディープインパクト産駒で、おばに
メーデイア、
ロフティーエイムがいる血統なら極端なハイペースにでもならない限り、距離だけで大きく評価を下げる必要もなさそうだ。
皐月賞をレースレコードで制した△
アルアインや、
毎日王冠でいかにも
トライアルというレースをした△
キセキも無視はできない。