「スワンS・G2」(27日、京都)
最後の最後まで目が離せない大激戦だった。2番人気の
ロードクエストが、16年
京成杯AH以来約2年1カ月ぶり、3つ目の重賞制覇を成し遂げた。
出負けして道中は後方2番手となったが、直線で大外に持ち出すとうなるような豪脚を発揮。先に前団をとらえた
モズアスコットを、測ったようにゴール前で鼻差かわし切った。
M・デムーロは「負けたと思ったが、最後の2完歩で差し切った。1400メートルは短いと思ったが、いい脚を使ってくれた。勝つのはチョーうれしい」と喜びを爆発。この勝利で自身が持つ開催日5日連続重賞Vの記録に、あと1つまで迫っていたルメールを自らの手綱で止めてみせた。
小島師は「乗り方はミルコに任せた。うまく(馬の能力を)引き出してくれたし、任せて良かった。栗東に2週間滞在して追い切りに乗ってくれたのが一番だと思う」と鞍上を褒めたたえた。
次走はもちろん、マイルCS(11月18日・京都)だ。「1600メートルはピッタリ。また栗東に滞在してきっちりとやりたい」と指揮官は意気込み新た。断トツ人気馬撃破の自信を胸に、本番に向けて勢いはさらに加速していく。
提供:デイリースポーツ