「JBCクラシック・Jpn1」(4日、京都)
強烈な末脚を繰り出して昨年の当レースを快勝した
サウンドトゥルー。以降、勝利から遠ざかっているが、豊富なキャリアは大きな武器だ。大一番での勝負強さは侮れない。
輸送を翌日に控えた2日朝は美浦坂路を2本。
リラックスした脚さばきで駆け上がった。動きを見届けた高木師は「いつも通りです。変わらずいい状態をキープしていると思います」と落ち着いた表情で話した。京都コースは15年5月の平安S6着以来となるが、阪神、中京へ何度も遠征しており「輸送は全く問題ないです」とトレーナーはどっしり構える。
前走の
日本テレビ盃はスタート後に両サイドからぶつけられ、後方に下がる苦しいレースを強いられた。それでも、最後までしぶとく脚を伸ばして3着。58キロを背負いながら、地力の衰えはないことを示した。決戦に向けて「あまり外枠じゃないのは良かった。何とかいい結果が出ればいいね」と指揮官は力を込める。
アドマイヤドン(02〜04年)、
タイムパラドックス(05、06年)、
ヴァーミリアン(07〜09年)、
スマートファルコン(10、11年)、
コパノリッキー(14、15年)と連覇した馬が目立つ一戦。積み上げてきた実績はダテじゃない。豪快な追い込みで4つ目の
ビッグタイトルをつかみ取る。
提供:デイリースポーツ