長く正月の京都開催を彩る古馬のハンデ戦。今回で66回を迎える長い歴史の中では別定重量戦で行われていたこともあるし、2200mの距離で行われたこともあるが、近年では約四半世紀も同条件で行われているレースだ。
ハンデ戦ではあるが、1〜3番人気馬は7勝2着8回3着1回と平穏傾向。年齢も4歳馬が延べ33頭の出走で6勝2着5回3着2回と良績を残している。明け4歳の出走馬がいなかった昨年は6歳(当時)の
パフォーマプロミスが優勝しているが、それまでは4歳馬が5連勝をしていた。狙いは4歳馬だ。
◎
グローリーヴェイズは
きさらぎ賞ハナ差2着で、約3ヵ月ぶりの出走となった
菊花賞は後方から差を詰めて5着。ここまで大事に使われながら成長してきた。父が
ディープインパクトで、母系をたどれば1986年の三冠牝馬
メジロラモーヌにたどり着く良血馬。勝って天皇賞へ名乗りをあげたい。
○
ムイトオブリガードは昨秋の
アルゼンチン共和国杯2着。3歳時はダート競馬でなかなか実力を発揮できなかったが、芝の長距離を使われるようになって一変した。500万下平場戦をレコード勝ちして挑んだ
阪神大賞典はさすがに厳しかったが、その後は芝の2400m戦を3連勝。56キロのハンデはある意味恵まれたとも言える。
ハンデに恵まれたという意味では準オープン格付けの▲
アフリカンゴールド。
菊花賞はやや距離に途惑った印象だが、2400mの距離は2戦2勝。渥美特別、
兵庫特別のレースふりから52キロならあっと言わせても不思議ない。
1年半以上の休み明けで
アドマイヤエイカンとハナ差の勝負をした△
シュペルミエール、
アルゼンチン共和国杯で2番人気の支持を受けていた△
ルックトゥワイス、
ラジオNIKKEI賞優勝の
メイショウテッコン、
宝塚記念3着
ノーブルマーズは56キロなら侮れない。