「AJCC・G2」(20日、中山)
態勢は整った。
有馬記念7着から臨戦する8歳馬
サクラアンプルールは17日、美浦Wへ。5Fで
クラウソラス(3歳未勝利)を2馬身後方から追走していたが、直線半ばであっさりかわし、最後は2馬身先着でフィニッシュ。力強い脚さばきで5F67秒9-38秒3-13秒3をマークした。
騎乗した蛯名が振り返る。「前の馬を見ながら進み、最後はきっちりやった。怒られた分だけちゃんと伸びていたよ」と仕掛けにスッと反応した動きを評価。状態面に不安はなさそうだ。金成師は昨秋を振り返り、「天皇賞(6着)は速い時計だったし、
有馬記念は外枠が全て」と敗因を分析。G1でもやれる下地は示しており、2、1、4、3、6着のG2なら十分に戦える。
現4歳世代の
菊花賞馬
フィエールマンは手強いものの、鞍上は「G1馬相手に偉そうなことは言えないが、そこそこの競馬はしてくれると思っている」とうなずく。ベテランホースが若い力に待ったをかけるか。
提供:デイリースポーツ