「
チューリップ賞・G2」(3月2日、阪神)
桜の女王を目指す2歳女王が始動する。
ダノンファンタジーは新馬戦こそ2着に敗れたが、未勝利、ファンタジーS、
阪神JFと3連勝。同世代の牝馬トップに立った。キャリアを重ねるごとに、センスとスピードが磨かれ、どんな流れにも対応ができ、展開に左右されない強みがある。
猿橋助手は「帰厩当初はいくらか重めの馬体でしたが、そこから調教して先週の段階で468キロ。前走時と全体の
シルエットは変わっていませんし、いいところをキープしている印象です」と好感触を口にした。
20日の1週前追い切りは、川田を背に栗東CWで追われた。モヤのため全体時計は把握できなかったものの、確認ができたラスト1Fはシャープな伸びで11秒7をマーク。弾むようなフットワークで駆け抜けた。
同助手は「気持ちが牝馬らしく、チャカチャカした面があります。実戦も含めてのコントロールをうまく調整できれば」と課題を挙げながらも「動きは良かったです。カイ食いにも不安はない馬でケイコは順調に積めてきましたから」と仕上がりの良さをアピールした。
まずは本番の
桜花賞と同じ舞台で主役の走りを披露して貫禄を示す。
提供:デイリースポーツ