皆さん、1勝クラスなどの名称には慣れましたか?そして、降級制度がなくなったという仕組みの変更も…。
タニノフランケルは前走の
鳴尾記念では3番人気8着という結果に終わりました。この休み明け緒戦、昨年までなら降級の恩恵を受けて準オープンから再出発できるところだったのですが、制度変更により重賞挑戦の運びとなりました。
「前走は休み明けの中では出来ているほうかな、と思ったんですが。結果的に休み明けらしい走りになってしまいました。精神的にも少し緩んでしまったところもあったかもしれません」と辻野助手。
でも、これまでどおり使いながら良くなっていくタイプとあって、上積みは見込めそうです。
「はい、前走と比べるとネジが一本締まった印象ですね」
追い切りは少し余裕残しの仕上げとなりました。
「福島への輸送を考慮しました。でも、気持ちもしっかり入っていますし、前走よりパフォーマンスを上げられると思います」
500キロを超える大型馬のわりに器用な走りをするので、福島の小回りコースはむしろ歓迎材料。いま一度、
ウオッカの仔の重賞制覇の夢を思い描く夕べになりそうです。
(取材・文:花岡貴子)